インタビュー

山口裕民

主任のお仕事で大切なことは?
私が思う主任の役割
一日のスタートは、玄関で子どもたちを受け入れることから始まります。書類の作成や確認業務、クラス会議、facebookの更新(日々の保育を発信)なども行っていますが、業務面だけでなく、各保育室に入りながら子どもたちや職員との関わりを持つことも大切にしています。なるべく毎日、職員全員と言葉を交わすことを心がけながら、居心地の良い関係を、と思っています。
私は現場が大好きなので、主任になった当初はクラス担任が持てない事を寂しく思っていました。でも実は、すべての子どもたちと関われるのだと気づいた時、目に映る光景が変わりました。全園児といつも関わることができるなんて本当に幸せな事です。
クラス担任を持っていると、目の前の事で毎日が過ぎていきます。目先の事だけではない物の見方や、その先を見据える力を持つことができるよう少しでも補っていくのが私の役割なのでは、と思っています。それは、実際にたどってきたからこそ言えることですし、それでもまだまだ学ばなければならないことはたくさんあります。これからも、職員たちと共に成長していきたいと思っています。
主任の魅力とは?
子どもの数だけ世界が広がります。
子どもとふれ合い、成長の喜びを保護者と分かち合うのが保育士の仕事といったイメージがあると思うのですが、その中でも主任は、子どもと保護者、園長先生はもちろん保育者との関わりを持つことで、多方向から得るものが本当に大きいと感じています。主任として保育を深めていくたびに、子どもと織りなすその世界に魅了されています。日々、子どもが見せてくれるその世界は、業務の大変さを忘れさせてくれるくらいの大きな喜びを秘めています。
子どもの世界が広がっていく楽しさを、共に喜び、発信できることが主任としての大きな魅力ではないでしょうか。
日々のこと
「明日はどんな楽しいことが待っているのだろう」
いつも仕事を終えると想う言葉です。「昨日から今日、今日から明日」と子どもたちの物語は綴られていきます。主任をしていると、クラスの数だけ「物語」を感じることができ、楽しさも倍です。一日の出来事や明日の事を考えると、家路につく「ただいま」の声も、「おはよう」の目覚めも違ってきます。子どもと共に過ごす楽しさと、それを職員と共に感じられる毎日が私を彩ってくれます。
伝えたい想い
「居心地の良い場所」を共に作っていきたい
卒園した子どもたちがいつでも戻れる場所を、子どもたちの記憶のまま残したいです。もちろん在園中も居心地の良い空間で、子どもたちだけでなく、保護者、保育者もそう感じられることが一番です。でも、卒園した後も、帰ってきてもいい、ホッとできる場所があってもいいのではないかと。人と人がつながる、そんな温かい場所を、みんなで一緒につくっていきたいと思っています。そしていつか、その子どもたちが自分の子どもを連れてくる、そんな光景が見られることを願っています。